星と宇宙と内部探索

Visit the interior of the Earth.

あるがままの自分と向き合う

個人個人の個性と生き方を最大限に活かすお手伝いをしたいCOCO Dahliaです。

それには自分の事も活かしてあげないとね♪

何だか有り体な、そして神妙な感じのタイトルになりました。

折角始めたこのブログ、星模様やら四季図やらを定期的に更新するはずだったのに、一体何をやっているのやら…と思う位の未更新ぶりです(滝汗)。

もちろん、ただサボっている訳ではなく、それなりに色んな事が起きていて(それが人生ってもんですよね?ね?)その中での様々な気付きと共に毎日を過ごしています💖

今日は最近の私のちょっとお恥ずかしいお話を。

  

3月下旬から脚(正確には脚の付け根=股関節?)を痛めております。治療院で言われたのは「過緊張が長く続いて取れなくなってますねぇ…呼吸も浅くなっていて、鼻呼吸が出来ていませんね」との事。思い当たる節しかない。

1月末に熱を出した事は以前書きましたが、あんなに高熱が出たのは本当に何年ぶりだろうか???と思う位で、いかに熱が身体を調整しようとして色んな事を教えて様としてくれるのかを感じます。

3月の連休に父の三回忌から帰ってきて、変な格好で一晩寝たら脚の付け根が痛くなっていました。冷やさない様にして大事にしていればその内良くなるだろうと思っていたら、週末にはピキッという痛みが走り…これは腰を痛めるのと同じ事になりかねないのでは!?と慌てて週明けに治療院へ。

身体のあちこちの可動域を調べ、鼻呼吸で深く吸える様になる事や腰のS字を見直したり、脚や顔のお灸(頭の緊張が取れないので)をしたりと、「一見」股関節と関係あるのかないのか分からない様な事に取り組んでいます。特に腰と頭の緊張を取るのは私には重要事項だった様です。緊張が一番溜まっていた時は、字を見ても内容が全く頭に入って来ないし、判断力も著しく低下してるなぁと暗澹たる気持ちになりましたもの(一応自覚はある)。

良く聞く言葉ですが、とにかく「がんばらない」を合言葉?に、頭を緩め、腰を緩めて呼吸を深く、を意識して生活する日々を送っています。交感神経優位な毎日を副交感神経が働くスペースを作ってやる。当然ながら一度には良くならず、あちらが緩んでくるとこちらが痛くなる(きっと我慢していたのね)、動いていなかった箇所がゴキゴキ言う、少し楽になる、また別の箇所が痛くなる…なんていうのを繰り返しています。忙しかった間に行けなかったジムにも、ようやく先週から少しずつ行く事が出来ています。やっと人間に近づいて来たんだろうか。2ヶ月以上まともに身体を動かしていないっていうのも、そもそも大きな要因だよね…。

 

ところで、骨盤ってどの様な位置にポジショニングしているでしょうか?…普通そんな事考えないか!

今回の治療の過程で先生がそれを意図していたかどうかは定かではないのですが、腰の要を息を止めずにきちんと反らせると、息がとても深く入ります。その時肩の力がストンと抜けている事に気付きました。息が頭の上から身体の下までストンと通る。気持ちイイです。私にとってはとても重要だったみたいです。

人間の身体は自然体ではS字のカーブを描くものですが、私は若い頃のバレエのレッスンの過程で腰に負担をかけない様にと意識的に骨盤を立てていました。先生からもそう指導されたし、ある意味間違ってはいないのですが、どうやら自然に腰を鍛えるのではなく、不自然に、つまり正しい位置には力が入らず違う方向に力が入る様な姿勢を何故だかいつの間にか身につけてしまっていた様です。努力が明後日の方向に向かっていたのでしょうか!?←先を急ぐあまり、若い頃にありがちな過ち

詳しい事は省きますが、息を深く楽に入れる事で気付いたのは、今ではロクに身体を鍛える事もしないまま骨盤の向きを変える事でお腹周りに変な空間が出来てしまい、そこに思った以上に必要のない脂肪をしまいこんでいたという事でした。姿勢が悪いと腰回りだけでなく背中や余計な箇所にも同じ結果(一般的には中年太りと言うのかな?)を招きますね。

 

息を深く入られる姿勢にすると、お腹がポコンと出るのですが、お恥ずかしい事に6〜7ヶ月の妊婦じゃないか?という位のみっしりとした脂肪の塊が目の前に現れました。あれ?今まではここまでとは思わなかったんだけど、何でかな???そう考えてみると、姿勢に思い至ります。本来なら胃腸を始めとした臓器類が収まるべき場所に、私のお腹の脂肪を無理矢理しまいこんでいたのです!これは恐ろしいけれどものすごい発見でした。

私は本物の妊婦の頃にも、助産院の検診でお腹が固いと言われていました。自分でもお腹を触ってもふんわりしていないのを気にしていました。今でもそうで、ずっとその原因が分からなかったけれど、必要以上にお腹を引っ込める(そういう意識はそこまでなかった)事で、臓器のスペースをつぶしていたのかもしれません。

実際腰回りを緩めてみると、ガスが良く出る様になり(ビロウですみません💦)、さらに腰のカーブをキープしつつ身体の芯や筋肉も意識すると、便通も良くなってきました。もしかしたら一時的なものかもしれないけど、お腹が柔らかくなってきているのを感じます。呼吸が深くなるからか、意識出来る時は下半身の血流も良くなるし寝つきも前よりよろしいです(頭も緩み始めているしね)。残念なのはお腹のぽっこりだけ!だからこそ、ちゃんと緩めておくのを許可するのってものすごい勇気がいる事!!!

 

そこで今日のタイトルです。

私が不自然(自分では思っていなかったけど)な姿勢を続けていた心理を掘り下げていくと、結局のところ太ってはいけない(劇団の研究生になって最初に言われたのが「身体を絞れ」だった)、腰を痛めたくない(歌でもダンスでも)、という心理が働いていたからです。実際思春期は太っている(背も高いから様々な意味で自分に合うサイズがない=おしゃれと縁がない=ダサダサ)のがコンプレックスでもあったしね。

結局のところ、「今の自分ではダメ」で足りない部分は自助努力で「変わらなければならない」「何らかの結果を出さねばならない」のだ(ある意味間違ってないし、すこぶる正しい)という意識が常にここで表現され続けて来たのだとハッとしました。

だから、緩んだお腹を出してはいけない(痩せるとか体重を落とすとか、そういう問題ではなく)=自分とは認められない、みたいな自分がこんな所にいた!と気付いた訳でした。自分では、すんごい深い事気付いちゃった〜🌟みたいな感じです。

 

現代はとかくゴールや目標を定めて頑張るという風潮が優位にあって、それが行き過ぎているというのは否めません。そういうマインドはある程度は有効ですが、いつの間にか目指す方向ありきになってしまい、個人が置いてけぼりになっているのが、体調がおかしくなったり精神的に病む人が増えて来ている大きな要因だと思います。自己を省みるのは大事な事だし素晴らしい事です。でも、自分自身そのものを否定する領域まで変わらなければ、と思う必要はありません。その辺のところはすぐに見えなく(わからなく)なりやすいので、難しいところでもありますね。自分自身を感じるセンサーをゆっくり思い出す(五感を取り戻す)のも助けになりますね。

知人とも話していたのですが、doing(すべき事、こうあるべき姿)とbeing(そのままの本来の在り方、自己受容とかもかな)の違いは大きいね、と。この辺り、また言葉が沢山押し寄せてきたら書けるとイイな。

 

そんな訳で、お腹の脂肪とあるがままの自分のお話でしたー。

 

脂肪の事ですが、逆に言えば、ちゃんと臓器のためにスペースは空けておき、外に出した脂肪ちゃんはそのままできちんと筋肉を使ってやれば、それなりに時間と恥ずかしさは避けられないもののワークアウトするのも可能なのではないかと思います。成果がいつになるかは未定ですけど!!!

あとこれも余談。

面白いなぁと思ったのは、お腹に楽に息が入るので、声楽家にはお腹の出ている人が多いのはこのせいか?とヒトカラ(=一人カラオケ)に行ってお腹を出しっぱなしにして歌ってみたら、意外や楽に声が出たという事!多分先生からはそう教えられていただろうけど、きっとお腹は出しっぱなしには出来ないわと私の乙女心がストップを掛けたんですね。もう何年も歌ってなくて、ちょっと音が高くなったらダメ〜って思っていたのに!!!そうしたら、急にまた歌うのが楽しくなって、それから何度かヒトカラしています。人前では歌わない歌(歌えない・歌いにくい…etc.)にもあれこれ挑戦したりして。オバさんが1人でお店に入るのも結構恥ずかしいですけど。でも、1時間近くみっちり1人で好きに出来るのはイイね。