星と宇宙と内部探索

Visit the interior of the Earth.

熱というもの

約10日程前に熱が出ました。

ほんっとうに久しぶりに「ちゃんと」熱が出ました。

 

日中は何だか変だなぁ、具合が悪い感じだなぁ…と思っていたのですが、そのまま夜のお出掛けから帰ってきて熱を測ったら、38.5度を超えていました!喉はパンパンに腫れています。急いで布団に潜り込んだら寒気が襲ってきて、次の日には39度越え。結局上がったり下がったりしながら日曜まで寝込んでいました。

38.5度というのは一つの目安で、そこを超えたら大人はちょっとドキドキします。マクロビオティックのお手当でも、38.5度を超えると熱のお手当の方法がちょっと変わります。熱を穏やかに冷ます(楽にする為に)だけでなく、発汗と消化を促す方法や一挙に熱を取るお手当になります。

子どもの場合は40度位いっても案外大丈夫だったりします。

子どもの具合はとにかく機嫌・元気・快食・快眠・快便この5つが大事です。ニコニコご機嫌が良いか、食欲はあるか、眠れるか、きちんとうんちやおしっこが出ているか?これが正常であれば、熱が高い、ただそれだけなんです。基本的に症状として「体の外に出す」事が出来ているのは良い事で、「体の内側に貯める」事がよろしくない。もちろん便秘するなら下痢の方がマシ。私も最初はそれを聞いてものすごく驚きましたが、よく考えればその通りだなと思いました。

 

野口整体の本に『風邪の効用』というものがあります。

風邪の効用 (ちくま文庫)

風邪の効用 (ちくま文庫)

 

自然療法を学び始めると、必ず一度はお目にかかる話ですが、風邪は病気というよりも、体の調整をしてくれるありがたい症状だという事です。そういう時は体が調子を整えようとしているのを無下に邪魔をせず、補助する位が丁度良いのです。

実際発熱は、体の中に溜まった余分な老廃物を燃やしたり、菌と戦ったり、循環が悪くなっている部分に活力を与えたりと、大変大きな働きをしてくれます。また、体に力がなければ高い熱を出せないわけで、高年齢になって体力が衰える程、高熱を出せずに微熱がずっと続くなんて事がある訳です。

実際、子どもでも大人でも、自分の自然治癒力で回復すると免疫力や抵抗力がポイントUPするんですね。そう考えると、39度越えというのは随分と大きなエネルギーだったなぁと思います。

今回は、体のあちこちが痛かったので、ホメオパシーのGelsemium30Cを毎日リピートしました(注:若干自己流入ってます)。それと梅肉エキスを舐めて。具合が悪いほど酸っぱく感じるものですが、いや〜酸っぱかった(笑)!丁度その前に予感がしたのか注文してあって玄米コーヒーが届いたばかりだったので、それをガブガブ。金曜は水分と寝る、ただそれだけ。

土曜は2つもお誘いが入っていたのですが、もちろんキャンセル。ちょこっとだけテレビを観て、お米から炊いたおかゆに卵を落としたとろっとろのを食べて、また布団へ。あとは水分プラスちょこっとのお塩。ここでやっと汗が出始めました。それまではあんまり汗をかいている気がしなかった(多少はかくんでしょうけど)。

日曜は家族が珍しく「玄米スープでも飲む?」と作ってくれたのを飲み(確かにこれは力が出ます)、お腹も少し空く様になったので、お好み焼きを小さく焼いたりりんごを食べたりしました。りんごは6〜8つ切りもいいけど、私のオススメはそれをさらに薄切りにする事。こうすると、何でかわからないけどサクサク食べられます。

この日になってようやく、腸が動く様になり(よく考えると便秘気味だったんですよね)下し気味になりました。貯めるより出す、そうなってくると体も随分マシになります(出しっ放しだとつらいけど)。

寝込んでいる間、熱が下がりつつある時、色んな事を思いました。先日のセラピー体験から続いていたのかもしれませんが、ハッとする事が多かった。あぁ色んなものが溜まりに溜まっていて、身体がもうこのままではダメですよって言ってるのかも…って思ってしまいました。熱が自分の積み重ねてきた心の殻も焼いてくれたのかもしれません。沢山涙が流れて来て、数年前の辛い時から私の心の時間は止まっていたんだ、ただ押し込めて我慢してただけなんだって。頭では解っていても、身体があらためて教えてくれる事ってありますね。でも、今の自分には、こうした1つ1つが大事な事なのだなとも思うのです。もしかしたらあの人から菌をもらったのか、とか、この人かもしれないな、と思わない事もないのですが、ちゃんと高熱にピン!と跳ね上がれてなんか嬉しいというか…熱、しみじみとありがたいです。アロマとボディワークの師匠が「熱は若さ」とコメントしてくれましたが、もう高熱は自分にはないかもって思っていたので、高熱がちょっと嬉しかったのも本当です。ある種の変態ですねw

週明けには熱はすっかり下がって身体(頭以外)もだいぶスッキリしたので、月曜からゆっくりペースで活動再開。でも腰は痛めた時の様に痛いし、前の晩は逆に眠れなくてヘロヘロ。2日程時短で対応。しかもその週は思ってたよりも忙しくて、なかなか本当にはゆっくり休めず、まだ頭がフラフラしたりグラグラしたり。びっくりする位体力が落ちるもんですね。さすが高熱!

あと、汗腺が開きっぱなしになったみたいで(発熱中は発汗する)、ちょっと動くだけで汗がぶわーっと出てきます。でもそれが収まると、今度は冷えかねないので防寒は必須。気がつくとコートのダウンの背中側だけぐっしょりとなっている、なんて事がずっと続きました。ご飯もあまり押し込む訳にもいかないので、りんごとみかん、それに簡単サンドを持ち歩いて食べていました。お陰で大分楽でした。 フラワーエッセンスも少し飲んでます。

昨日タロットクラスで瞑想をしたら、髪をクレイで洗うシーンが出てきて、それをシェアした仲間が「思考を何度も洗い流す必要があるんだね」とのコメント。そうだよね、頭も結構疲れてるんだよね。深追いすると色々あるけど、とりあえず家にあるクレイ(ガスール)とラベンダーウォーターにローズのオイルを入れて髪を洗ってみました。ガスールで髪を洗うのは久しぶりです。クレイは汚れを吸着してくれるので、結構サッパリもしますし、適度にオイル(油分)を足すとパサパサにならずいい感じです。

今もまだ完全復帰とは言い難いですが、頭のグラグラは胸にお灸をしなさいと以前治療院で言われたのを思い出し、たっぷり千年灸をやりました。体とのつながりも段々としっかりしてくるかな?