星と宇宙と内部探索

Visit the interior of the Earth.

人間は一人では生きていけない

最近死に関する本や心理学の初歩レベルの本を図書館で予約したのですが、一度にたくさん来てしまい(あんまり人気ないのね、きっと)取り敢えずすぐ読めそうな物から超速読紛い(ザックリ飛ばし読みw)で読んでいます。

 

その中の「うらやましい死に方」は様々な方のうらやましい逝き方の体験談がまとめられていて、とても興味深かったのです。私もこういう風に逝きたいなぁと思わず羨ましく思うものも。   

完本 うらやましい死に方

完本 うらやましい死に方

 

 

もう1冊は「共依存」についての本。

あなたのためなら死んでもいいわ: 自分を見失う病「共依存」

あなたのためなら死んでもいいわ: 自分を見失う病「共依存」

 

 

 

中にはティル先生の仰る「Unfinished Business=未解決の問題」が出てきてびっくりしました。
これはつまり北半球の偏りと大きな関係のある話です。

この本では

喪失体験というのは避けられるものではない

でもその後存分に悲しみ、泣き、気持ちを人と分かち合うことで、その先へと歩んでゆくことができる

でも、その作業が完了しないうちに新しい喪失体験が生じてより大きな影響を受けてしまい、これが共依存に結びつく可能性がある

ということを示唆しています。

また、人生の喪失の体験というのは失ったものだけではない、与えられなかったというのも喪失であると述べています。

要は喪失体験などによる悲しみなど、強い感情が癒されないまま今日まできた場合
「あなたは(私は)、未完の仕事を抱えている」と表現するそうです。

講座では「Unfinished Business=未解決の問題」という言葉でしか知らなかったので、あぁそういう事か!と若干目から鱗状態です。
ティル先生が1ヶ月に1冊が心理学の本を読みなさい、というのを少しだけ実感した気分です。
常に様々な話を見聞きしていれば、こういった表現に出会っても、あぁあの事ねと背景が理解できるのだなぁと。

人の人生を扱うということは、もちろん技術や人間性の幅も拡げていった方が良いだろうし、その上でかつ見聞も広める必要がある…永遠にか!!!

 

先ほど紹介した共依存の本、題からするとサラッと読める軽めの本かと思っていたけれど、サラッと読めるのはそうだけど、内容はとても良かった。
普段本は買わずに図書館で借りて済ませたい私も買おうかなと思ったほど(でも買わないのか…本は先日も沢山処分したし、できるだけ増やしたくないので)。

さっきは北半球の偏りについて触れたけど、実は共依存はどの半球への偏りでも起きてくると思う。それは依存側、被依存側がある限り、どちらかに(或いは両方)なり得る可能性は誰にでもあるし、あるものだと思う。

だってそれこそ「人間は一人では生きていけない」から。
それを自分はそうではない、絶対にならない、そう拒絶する事が感情を抑え込んだり、見ないふりをする事になってしまうのではないだろうか…。ただし、そのままどっぷりになるか、そこからちょうど良い加減になっていくかが微妙な差であり、大きな差になっていくんだろうな。