君の名は。観てきました
やっと観てきました「君の名は。」。
1日だったので「ファースト・デイ」適用で、大人一般1,800円が1,100円でした。昔はこんな日だと長蛇の列を作って並ばないと観られなかったものですが、昨今の映画館離れもあるのか、インターネット予約が出来るおかげか、並ぶ事なく結構良い席で観る事が出来ました。
初めて予告を見た時、てっきり過去の作品のリバイバルアニメ化かと思いました。多分そう思っていた人も多いハズ。
最初はいわゆるブームっぽい感じかと思っていました。だからわざわざ観る事もなさそうだなぁと。でも、誰かがマンデン占星術のクラスでこの作品(流行や芸術の傾向について)を取り上げていて、そこで初めてその内容の面白(そう)さに興味を持ちました。ただ、てっきりとっくに上映期間終わってるのかと…。
昨年末に、そう言えば「君の名は。」観たかったなぁと呟いたら、友人が「今もやってるよ〜」と教えてくれました。
それで初めてググってみたら
「君の名は」
じゃなくて
「君の名は。」
だったんですね!アイドルグループの名前ですか?
この読点って画数で決めたのでしょうか???
ついそんな悪態をついてしまいたくなる様な作品名ですが、これが良かった!かなりツボでした。そもそも不思議なお話や神秘的なお話は大好きなので、そのストーリー性も良かったですが、何より演出、映像の見せ方。
何となくこんな作品だとは聞いていたけど、見終わってみると、すごい作品が現れたなぁという感じです。恐らく舞台作品ではこういうストーリーの物はあったかもしれないけど、アニメとしてはものすごく新しい気がしました。結構しみじみとツボにハマります。セリフもあまり説明っぽくなくて表現に余白が多いんだけど、「頭で」観なければ逆にそれがとても良いのです。あぁ、映像だからこそだなぁ、アニメの持つ力ってすごいなぁと。
そして、決して美しいだけのストーリーには収まらず、どこか哀しげな残酷さや皮肉が上手い具合に散りばめられていて、出来る事なら自分もこの作品作りに関わりたい(関わるんか!?)と思わせてくれる作品でした。
でもまさかこれ程までに一般大衆受けするとは思いもよらなかったです。こういうのって、作品の持つ力以外に宣伝の力とかも色々あるんだろうか。
そんな訳でまだまだロングランっぽいです。